インターンシップで給料は出る?給料なし?【大学生向け】

大学生がインターンシップを経験すると、履歴書やエントリーシートをパワーアップさせることができます。「せっかくなら給料をもらえる仕事がいい」と考える大学生も多いことでしょう。

ところで、インターンシップの大学生に給料は出るのでしょうか?今回は気になるインターンシップの給料事情について、その有無や相場などについてお伝えします。

インターンシップは「給料なし」が多い

結論から言えば、大学生のインターンシップは、ほとんどが無給です。

数多くのインターン情報が掲載されているマイナビ2026を見てみると、掲載企業は約13,000社。その中で「報酬あり」は685社でした(2024年7月10日現在)。

つまりマイナビの掲載企業に限れば、給料が出るインターンシップは、全体の約5%ということ。インターンシップ全体としても、おおむね同様の傾向と考えてよいでしょう。

なぜ無給かというと、実務を伴わないものが多いから。ほとんどのインターンシップは1日~2週間ほどの短期。職場見学や業務体験、説明会、交流会など、企業を理解するためのプログラムが実施されます。

給料が発生する条件は、労働基準法で定められた「労働」をすること。短期インターンシップはいわばゲスト。労働をするわけではないので、給料は発生しないというわけです。

では、無給のインターンシップだと、大学生にはメリットはないのでしょうか?

決してそんなことはありません。短期とはいえ、会社の雰囲気に触れられるのは貴重な機会。選考に有利に働く可能性もあります。

志望度の高い企業や業界であるならば、無給のインターンシップに参加することで、メリットが感じられるはずです。

給料がもらえるインターンシップもある

無給が大半とはいえ、給料が支払われるインターンシップも存在します。たとえばこんなケースです。

(1)1か月以上の長期

1か月以上に及ぶ長期インターンシップでは、現場の社員と一緒に実務を行うことがほとんど。そのため大学生のインターンにも給料が発生します。

(2)営業や事務、専門性の高い仕事など

傾向として、次のような業務の場合も給料が出ることが多いようです。

・新規開拓をはじめとした「営業」
・営業アシスタントなどを行う「事務」
・専門性の高い「ITエンジニア」「デザイナー」

仕事を探す際に、「営業」「事務」などの「アルバイト」として募集している場合も多数あります。「インターンシップ」という用語だけでなく、幅広い用語で工夫して検索しましょう。

大学生インターンシップの給料相場は?

インターンシップの給料で多いのは、アルバイトのような時給制。相場としては時給1,000円前後です。ただし、次のような場合は高給になる傾向があります。

(1)営業職

営業職であれば、契約数や営業成績に応じてインセンティブ(成果に対する追加報酬)がもらえることもあります。

(2)専門職

ITエンジニアやデザイナーなど専門性の高い仕事は、時給が高めに設定される傾向があります。なかには2,000円を超えるものもあります。

ただし高給の場合、気をつけたいのが年収です。年間103万円以上の収入があると、親の扶養から外れます。そのため所得税が発生し、確定申告も必要になりますので注意しましょう。

別のアルバイトをしている場合、アルバイト収入も合算されます。もしも扶養内におさめたいのであれば、双方を併せて103万円以内にコントロールすることをおすすめします。

ただし昨今は、時給の相場も上がる傾向となっています。103万円を大幅に超過するのであれば、気にせずに働きたいだけ働くとよいでしょう。

給料だけに集中しない方がいい

一言で有給インターンシップといっても、時給はさまざま。求人を探すうちに、「どうせなら少しでも給料が高い方がいい」という気持ちが強くなるかもしれません。

ですが、給料だけに注目してインターンシップを選ぶのはやめた方が良いでしょう。というのも学生時代の給料が人生全体での所得に占める比率は微々たるものだから。

であれば給料を気にするのではなく、社会人として目指す姿に少しでも近づける経験を重視するのがよいでしょう。

別記事「【学生向け】ベンチャー企業が語る!「インターンシップ」の魅力とは?」でも紹介した通り、インターンシップを成功させるためにはいくつかのポイントがあります。

特に大事なことは、「目的意識を持つ」こと。違う言い方をすれば、目的意識がないままインターンシップに参加すると、得るものは小さくなってしまいます。ただ単にたくさん稼ぎたいだけであれば、高収入のアルバイトをした方が効率は良いかもしれません。

将来どんな仕事をしたいのでしょうか?どんな業界に興味があるのでしょうか?

将来を見据えた仕事を選べば、得られるものは大きいはず。お金では買えない価値を得て、将来への大きな投資になることでしょう。

まとめ

大学生のインターンシップは、ほとんどが無給ですが、給料が発生するものもあります。ただし給料だけに注目するのは望ましくありません。「どんな経験がしたいのか?」を考えて、仕事を選ぶことが重要です。

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社長の土井は東京大学を卒業後、米国系コンサル会社やM&Aアドバイザリー会社等での勤務歴を経て2012年に創業、2013年に当社を設立しました。経営企画、不動産のスペシャリスト(宅建士・中小企業診断士資格あり)であることに加え、金融やマクロ経済に関する知見もあり(証券アナリスト資格あり)、市場分析や戦略立案に活用しています。

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